第3章 城田真昼とクロ
真『クロ…だよな?』
『え?今ここにいた奴は?ね、猫になっ…え?』
もう1度カーテンを閉める。
ボンと音を立て、猫は人型になった
?「何しやがる…俺は日光とは向き合えねーのに」
貴「真昼!そいつを離して!そいつは…」
?「…俺は、心優しい引きこもり吸血鬼…だぞ…」
貴「(あ、自分で言った…)」
真「ど、どういう事だ…」こ、混乱する…
?「まぁ、とにかく人の姿の時に名前を呼ぶなよ…」
そう言って猫耳フードは出ていこうとする
ってか…名前?
真『え?俺お前の名前、知らねーよ!
猫だと思ったからクロって…』
貴「あ………」
?「あー………」
ヴンッという音とともに青白い光が俺達を包む
俺の手首とクロ(仮)の首元を繋ぐ
貴「あーぁ………やっちゃったなぁ…仮契約…」
ク「…馬鹿だな…」
真『なんだよ今の!?』
ク「にゃぁぁぁぁ!」
首元を掴んで揺する
真似はダメだぞ!
貴「………真昼。先行くよ落ち着いたら来てね〜」
真『なっ!陽香!!ちょっ……』
陽香は俺が言い終わる前に家から出ていってしまった。