第3章 城田真昼とクロ
真『ただいまー…ってあれ?』
家に入るとテレビの音がした。
貴「真昼、テレビつけっぱなしで学校行ったの?」
真『いや、そんなはずは…』
無いはずだ朝はちゃんと確認したし。
居間に行くとやはりテレビはついていた。が、
真・貴『……………………』
?「………………………」
オ、俺の家に………誰…?
猫耳フードの不審者(仮)がテレビを見ながら
ラーメンを食べていた。
周りには雑誌に漫画、カップ麺のごみetc………
真『は?!』
何これ!?
誰!?
貴「……スリーピーアッシュ…!」
?「タヒぬほどめんどくせーことに……」
猫耳フードはラーメンを啜りながら言う
真『誰だお前ッ!人の家で何して……っ!』
モップを武器に殴りかかる
貴「真昼っ!やめ…」
ひょいっ
猫耳フードは軽々ととび、真昼の上を飛び越えた。
え…なんという脚力……
?「…なんて凶暴なガキだ…はー怖ェ……向き合えねー…」
貴「真昼っ!危ない!」
真『わぁぁあ!』バランスをくずし、カーテンと共に倒れる。
勢いよくカーテンが開く。
外はもう日が暮れていた…
真『(って!それよりっ……!!)』
さっきの猫耳フードのほうを見ると…
真『えっ………ク…ロ?』
そこにはこの間拾ったばかりの猫がいた。