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【HQ】陽のあたる場所へ

第7章 東京に向けて


次の日の朝練時、2年生のテスト予想問題を力先輩の所へ持って行く。
「力先輩、一応できました」
「ありがとう。ごめんな、自分の勉強できてないよね」
「大丈夫ですよ。それよりコレがちゃんとお役に立てれるのかが心配です」
と言いながら予想問題を渡す。
完璧じゃん。と言ってくれた力先輩は、
「田中、西谷、ちょっとこっち来て」
と言って、やって来た2人に私の作った問題を渡すと
「これ、明日までにやってきて」
さらっと厳しい事を言った。
え、まとめたとはいっても1日じゃ辛くないかな。

2人も同じ事を思ったのか不満を言えば力先輩は、
「へー、優希がお前らの為にせっかく作ってくれたのにそういう事言うんだ。」
「何っ!優希が作ってくれただと!?」
「俺達の為を思って!?」
「「それはやるしかないだろ!」」
龍先輩も夕先輩もやる気になった。
力先輩強いな。完全に2人の手綱を握っている。

頑張ってくださいね。と2人に声を掛けてから大地先輩の元へ向かう。
今日の午後は部活を休むからだ。

今日病院へ行って、膝の具合を見てもらう。
日常生活に支障は無いし、痛みもないからほとんど通院してなかったけど、手術するにあたって今の状態を確認した上で東京の病院に紹介状を書かないといけないらしい。
それが明日だけでいいのか、もう1日かかるのかは分からないけど。

繋心には昨日ちゃんと言っておいたから、主将の大地先輩にもちゃんと言っておかなくてはいけない。

説明すれば大地先輩は了承してくれた。
「気をつけて行ってこいよ。何かあれば連絡くれ」
と言ってくれたので、ありがとうございます。と言ってから、着替える為に更衣室へ向かった。
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