第1章 S
「志季さん!?」
抱き合ったまま床に倒れ込む。
「…あんまり、大声出すなよ。」
志季さんは私の唇にそっとキスをした。
優しいキスだった。
優しいと思ったら、それは違った。
次はもっと激しく、キスをされた。
志季さんの舌が私の舌と絡み合う。
「んんっ。……んはぁっ。」
唇から首に沿って下にいく。
服を脱がされ、下着が露になった。
やがて、その下着も剥がされ、私の胸を優しく揉んでくる。
「し…きさ。」
だめ。志季さんに翻弄されてしまっている。
次は、ショーツの上から指をゆっくり滑らせてくる。
「んはあっ。そこ。」
私が応えると、志季さんは指を加速させていく。
「気持ち良いのか?」
「そんなわけ…。」
私は羞恥を誤魔化そうとしたが、嘘はすぐにバレた。
「お前、嘘つきなんだな。ショーツが濡れてるぞ。」
考えてる以上に身体は反応していた。
志季さんは動かしてる指を止め、ようやくショーツを脱がせた。
「お前、なんて名前なんだ?」
“なんでこのタイミングで!?”
「唯愛。」
「そうか。唯愛か。良い名前じゃないか。」
そういいながら、指を走らせる。
「んはっ。ぁぁぁぁぁあんっ。」
身体がビクビクと反応する。
頭が真っ白になった。
「なぁ。唯愛。お前って俺のこと好きなんだな。」
「何言ってるの?急に…。私はそんな……んはぁっ」
言い返そうとすると、指を加速される。
「お前はやっぱり嘘つきか?」
「違う。ただ私は…んはっ」
また加速される。
「ふんっ。そうか。」
志季さんはご機嫌な様子だ。
「そうか。って何?」
「お前、反応し過ぎなのに嘘ついても意味無いんだぞ。見てみるか?お前から、こんなにねっとり出てるんだ。」
そう言って、私から出たモノを見せてくる。
志季さんの言った通り、それはもう沢山だった。
クチュクチュ…
部屋中に響き渡る。
私は恥ずかしくなった。
「唯愛の中、入っていいか?」
「なんでそんなこと聞くの?今更…。」
「分かった。」
そう言って、私の中に入ってくる。
「ンはァっ。」
掻き回してくる。
「唯愛の中気持ちいいな。」
「志季さん!?…ンはァっ。そんなに…かき回さないっで。はァ。そんなにされたら、私、イっちゃぁ…んはっ」
「イってしまえよ。」