第3章 小話
ちっ。
うりゃ!
ぐいぐい
「……ん」
とりゃ!
ぐいぐい
「…っ、…すぅ………」
くそ、乗ってやる。
「……っ、ぐっ、…ごほっごほっ」
「はっ、はぁっ……なんだ、こんな朝早く」
ふん、やっと起きたか。
んな、んな~
ほれ、さっさと扉を開けろ。
カリンに会いに行くんだ。
「飯か?」
ぶみゃ!
違う!
「糞か」
ぶみゃーーー!!!
違う!
だいたい何だ、直接的過ぎるぞ!
「違うのか…だったら、寝ろ」
みゃっ!
寝ろ!オマエ一人で!
あ、こら、首を掴むな!
み゛ゃーーーーー!!!
ベッドに連れ込むな!
何が嬉しくて、オマエと一緒に!
ましてや添い寝なんて!!!
抱き込むな、離せ!
は な せ!!!
カリン!助けてくれ!
…ぎゅ
すりすりすり
ぶみ゛ょ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーー!!!