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調査兵団は今日もまったりです

第3章 小話



それにしても…

カリンは可愛いな!

初めて見た時から大好きだ。
優しいし、いい匂いがするし、胸は柔らかいし…





ちっ。



目の前でぐーすか寝ているコイツ。
名前は"ミケ"というらしい。

どうやら俺の名前はコイツから、らしいのだ。
何やら似ていると皆口を揃えて言う。

そうか?
どう見たって俺の方がイケてるだろ?

見てくれ…

この愛らしいフェイスライン!
ふわふわの毛並み!
この尻尾は、そんじょそこらじゃ見かけないぞ?

…フ。勝ったな、完璧なまでに。



いやしかし、だからと言って上から目線はいただけないよな。そもそも、俺はそんなに器の小さい男じゃない。

それに一応、世話になっている身だ。
寝床的に。

恩と礼は忘れないぞ?
紳士たれ、だ。



しかしな、その寝床が問題なんだ…



コイツが、自分の部屋で俺を飼う、そう宣言したお陰で…
カリンの部屋での薔薇色生活は台無し…

はぁ…
せっかく二人きりだったっていうのに…



そう、決して、断じて、コイツと二人っきりを望んだわけじゃない!

だから不満なのだ。

ミケという名前について、ただの一点だけ。これだけが。




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