【ハイキュー!!】happy ignorance R18
第3章 repentance comes too late
「どうだろ?俺、よくわかんないや。付き合ってもすぐ別れちゃうし。」
小さい時から和奏だけがずっと好きだから、その気持ちなら教えてあげれるのに。
「そっか…。うん、でも好きなんだと思う。なんで蛍君は特別なんだろうってずっと自分の中でも不思議だったんだけど…好きって言葉を当てはめたら、凄くしっくり来たんだ。私なんか相手にされないかもだけど、少し頑張ってみようと思って…徹は私にとって家族みたいな存在だし、知ってて欲しかったと言うか…。」
興奮したようによく喋る和奏。
何だか…嫌だ。
家族みたいな存在という言葉が、ずっしりとのしかかる。
家族だなんて思った事ないよ。
出会った頃から…和奏は俺の大切な女の子なんだ。
和奏の笑顔が他の誰かに向けられるくらいなら、どこにも出れないように閉じ込めてしまいたい。
「徹…?ごめん!私ばっかり勝手に喋って…。こんな話どうでもいいよね?」
思わず考え込んでしまった俺の様子に気付いて和奏がワタワタと慌て出す。
聞きたくない話があるのは事実だけど、ここで興味ない態度を取ると、これ以上何の情報と得られない可能性がある。
それは困る。
和奏が怪しく思わないようにゆっくりと笑顔をつくる。
「そんな事ないよ。和奏が大切な事を話してくれて嬉しいし、力になりたいと思ってるよ。」
何も疑っていない和奏は、俺の言葉をそのまま受け取って、嬉しそうに笑った。
「私ね…誰かを好きになるのって初めてだから…どうしたらいいか、全く分からなかったんだけど、徹が味方になってくれるなら100人力だよ!来週ね…家で勉強教えて貰う約束したんだ!」
純粋な和奏。
汚れないように、俺が大切に守って来たから。
だから、男を家に呼ぶって事がどう言う事かなんて、全く理解してない。
でも、相手は健全な男子高校生でしょ?
この情報だけは事前に聞き出せて本当に良かった。
何としても食い止めないと。