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【ハイキュー!!】happy ignorance R18

第3章 repentance comes too late


久しぶりに足を踏み入れた1年の廊下は、何だか賑やかで…3年との雰囲気の違いにたった2年でこんなに変わるのかと考えていると、よく知った奴に声を掛けられた。

「あれ?菅原さん。何かありましたか?」

「山口。おぅ、ちょっと皐月に話があって。」

山口も皐月と同じクラスだから、このまま呼んで貰えばいいじゃん。

「皐月さん…ですか?」

まぁ、この絶対的に月島の味方の後輩が警戒しない訳はないだろうと思ったけど。

「呼んでくれる?」

まぁ、それくらいで先輩のお願いを無下にしたりはしないだろう。

教室に入って行く山口に付いて入口まで行って、中の様子を伺う。

皐月は窓際の席で、後ろの月島の席を振り返って座っり何かを話し込んでいる。
クラスの連中は見慣れた光景なのか、誰も2人に近付こうとさえしない。

予想してたより…ガッチリブロックしてる月島に苦笑いしてしまう。

あれじゃあ、誰だって付き合ってるって思うよなぁ。

「皐月さーん。菅原さんが呼んでるよ。」

山口の声に反応して、こちらを確認した皐月が月島に2,3言葉を残して笑顔でこちらに向かって来る。

背景には恨めしそうに睨んでいる月島と、その月島の様子に多少騒つく1年4組の面々、そして真っ青になり月島に謝罪しに駆け寄る山口だ。

山口には申し訳ないけど…思っていたより気持ちがいい。

「菅原さん、わざわざすいません。」

本当に…皐月が俺の彼女ならいいのにと思わずにはいられない。
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