【ハイキュー!!】happy ignorance R18
第2章 what is lost is lost
「ただいまー。」
預かっている和奏の家の鍵を使って中に入ると、リビングからヒョコッと和奏が顔を出す。
何その仕草!可愛すぎるんですけど!!
さぁ、早く及川さんの胸に飛び込んで、可愛くおねだりしてごらん。
「練習お疲れ様ー。もうすぐご飯できるから、入って待ってて。」
ん?
和奏の為に広げた両手をゆっくりと下ろす。
ん??
和奏の様子に違和感を感じながらも、言われた通りに中に進むと、そこにはいつも通りの様子で晩御飯を作る和奏の姿がある。
いや、それも十分萌える姿なんだけどさ…。
俺の想像してたのと少し違うね。
もしかして、自分から気持ちいい事したいって言うのが恥ずかしいとか?
…可愛い。
「和奏〜。今日の晩御飯なに〜?」
恥ずかしがり屋の和奏を後ろから抱き締めて、耳を甘噛みする。
こんな事されたら、もう堪らないんじゃない?
甘えていいんだよー。
「ちょ、徹!くすぐったい。晩御飯作ってる時は危ないから、こう言う事しちゃダメって言ったよね?」
…あれ?
これは、本気で怒ってる…?
「ごめん、和奏。」
「もー。ご飯できるまであっち行ってて!」
しっしっとジェスチャー付きで追い払って来る。
何か…おかしくない?