【ハイキュー!!】happy ignorance R18
第2章 what is lost is lost
side 及川 徹
「お前、今日練習中から機嫌良すぎて気持ち悪いな。」
練習帰りに一緒に歩いていた岩ちゃんが言った。
相変わらず発言の内容は酷いけど…そんな事も気にならないくらい今日は機嫌がいい。
「酷いよ、岩ちゃん。まぁ、今日はこれから和奏にも会えるし、許しちゃうけどね。」
今日は1日鼻歌が止まらないくらいご機嫌に過ごした。
だって…朝から和奏が俺の名前を呼びながら自慰してたんだよ!
「お前…まだ皐月にちょっかい出してんのかよ。」
この興奮を岩ちゃんにも伝えたい。
でも、そんな事したら俺のエロい和奏が減っちゃうかもしれないから我慢だ。
「ちょっかいって…スキンシップでしょ?」
「幼馴染同士でキスしたり、抱きついたりってのはスキンシップの範疇を超えてんだよ!」
ゴンっと、頭に岩ちゃんのげんこつが降ってくる。
痛い…。
「俺はいいのー。和奏だって喜んでるし。」
「それはお前が…。」
「お説教は聞き飽きたよ。和奏が待ってるから、俺急がないと。じゃあ、また明日ね、岩ちゃん!来週は練習試合なんだから、体調崩さないでよ。」
岩ちゃんはいつも余計な心配をしてくる。
最終的に和奏が俺の物になれば、何にも問題ないんだから、ちょっとは相棒を信用して見守ってくれてもいいのに。
それに、ちょっと盛り上がりに水を差されたけど、そんなもんじゃ今日の絶好調の及川さんは止められないよ。
早く和奏に会いたい。
今朝、和奏を一度イカせたあと、何度もギリギリまで高めるだけ高めて、朝練に遅れそうだからとそのまま学校に行かせた。
今日1日、和奏が学校でムズムズしながら過ごしていると思うと口元が緩まずにはいられない。
和奏が可愛くおねだりしてきたら、とことん甘やかすんだ。