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【ハイキュー!!】happy ignorance R18

第2章 what is lost is lost


体育館を出禁にされて、日向と秘密特訓をしている時に、わざわざ嫌味を言う為に現れたのが、同じ排球部の月島だった。

「蛍君!そんな意地悪言っちゃダメだよー!」

少し慌てた様子で仲裁に入って来た皐月にも驚いたが、それより皐月の発言に驚いた。

「皐月、知り合いか?」

俺は皐月が男を下の名前で呼んでるのなんて、及川さん以外に見た事がない。

まさか…幼馴染がもう1人…?

「うん。同じクラスの月島 蛍君と山口君だよ。」

俺の予想は大きく裏切られた。

ってか、同じクラスってなんだよ。
そんな事で下の名前で呼ばれるなら…俺だって中1と中3で同じクラスだっただろぉが。

いや、別に下の名前で呼ばれたいとか…そんなんじゃねぇけど。

及川さんだけの特権なんだと思い込んでた事を、易々と月島に対して行なっている皐月に少し腹が立った。

月島が初めの印象通り、性格が最悪で…それも俺のイライラを多少増大させた。

しかも、高校に入学して1週間経つが、皐月が月島以外の奴を下の名前で呼んでいるのは見掛けない。

なんで…月島なんかに懐いてるんだよ。

今も俺の少し前を教室に向かって並んで歩く皐月と月島を、嫌な気分になりながら見る。
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