【ハイキュー!!】happy ignorance R18
第1章 worng perceptions
「あっ、バレー部のね!マネージャーの先輩が凄く美人なの!きっと徹の好みのタイプだよ!」
「へぇ、それは是非会ってみたいね。」
バレー部の…って、クラスには女の子のお友達出来てないのか…。
ってか、俺の好みのタイプって何!?
俺の好みのタイプは君なんだけど!?
この腕の中で凄い鈍感な発言している和奏なんだけど!?
和奏より俺好みの女の子が居るなら、是非会ってみたいね。
まぁ、居るはずないんだけどね。
和奏、大好きだよ。
チュっと頭のてっぺんにキスを落とすと、和奏がその拍子に何か思い出したように喋り出した。
「そう言えば、影山君が部活初日から問題起こしたんだよ!日向君ってもう1人の1年生と一緒に体育館から締め出されたの。」
「ふん。いい気味だね。」
あのガキ…入学初日から和奏と絡むとか許せないね。
あの和奏を見つめる真っ直ぐな瞳に恋心が混じってるって、及川さんが気付いてないと思ったら大間違いだよ。
まぁ、飛雄本人が気付いているかは…知らないけど。
飛雄なんて一生バレーの事だけ考えてればいいんだ。
「徹、お風呂入っていくよね?もう沸いてるよ。先に入る?」
紅茶を飲み終わった和奏がこっちを振り向く。
いや、まだちゃんと確認しないといけない事が残っているから…。
「和奏の話、もっと聞きたいから、一緒に入ろう。いい事も教えてあげる。」
グッと和奏の顔を捕まえて、そのまま唇を奪う。