第11章 Chapter11
小さな小箱は何だろう?
アリス「その小箱は何?」
レイブス「いずれ分かるものだ」
アーデン「近いうち分かるよ」
そういえばアーデンに結婚指輪を預けてた。
結婚指輪を預かって、私が失くすとか思って?
疑ってしまう。
良くないとことは分かってるけど。
アリス「またね、レイブス」
アラネアの手首を取って、船の方に行こうとするとアーデンが立ち上がって後ろをついてきた。
船に乗り込む私、アラネア、アーデン。
沈黙を破ったのがアラネアだった。
アラネア「秘密ばかりだと、良くないですよ」
アリス「アラネアいいよもう、近いうち分かるんだし」
アーデンは黙ったまま。
このままだと喋ってしまいそうだから?
それとも私何かアーデンを怒らせてしまったのかな?
アーデン「ごめんね、婚約指輪だから結婚式直前までね」
中身を教えてくれた。
アリス「アラネアどうもありがとう」
アラネア「どういたしまして」
次の日
いよいよ、カメリア首相との会談。
ドキドキしながら中に入る。
ドアの手前でアーデンがノックをする。
カメリア首相「どーぞ」
中に入るとカメリア首相は立ち上がって私を見て言う。
カメリア首相「オルテシェが水神が、目を覚ます前の光景にある夜突然戻ったのよ」
アリス「それは私が持っていた、ペンダントが関係しています命と引き換えに願ったのですが、不老不死の力で生きれました」
カメリア首相はニッコリとして言う。
カメリア首相「そうだったのね、ありがとうね。 それでね今回の事で感謝の気持ちを込めて何かしたいの」
私が話す前にアーデンが言う。
アーデン「帝国の宰相と皇帝の孫の結婚式を盛大にここでやってもらいたんだよ」
カメリア首相「アリスさんもそれでいいの?」
首を縦に振って答える。
アリス「はい、私はそれで構いません」
カメリア首相「一般住民の規制線はどうするの? こちらで出来る限りやるわよ」
アーデン「結婚式の予定は二週間後ですので、規制線に関しては演説広場の大きな区画からで」
カメリア首相「えぇ、それが妥当でしょうね」
結婚式は二週間後なんだ。
時間がそれほどあるわけじゃない。
それを知っててアラネアは私の護衛に?
アリス「よろしくおねがいします」
カメリア首相は立って私に握手を求めてきた。
握手をする。