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FF15 同時時期の婚約発表

第11章 Chapter11


プロンプトは少して、顔を出して私の方を向いて手招きをする。

一緒にってことだろうか?

泳いで側に行く。

アーデンまであと少しの距離になった時に、海の中に潜ってプロンプトはアーデンの側まで寄って浮き輪の近くまで泳ぐ。

上にあげるとくるりと回る。

私は海の中から顔を出す。

プロンプトはこっちの方へと逃げて来た。

アーデンは私たちの方を睨んでる。

プロンプト「アリス逃げよう」

私の手首を掴んだプロンプトは、浜辺の方へと引っ張る。

後ろから何か飛んで来た。

水しぶきが上へと立ち上る。

一体何が起きているの?

浜辺へと着き私の手首を離さないまま。

そろそろ手首が痛くなってきた。

アリス「手首が痛い」

手首をようやく離してくれたプロンプトは足を止める。

後ろから足音が聞こえる。

プロンプト「ごめんね」

アリス「いいよ、別に」

アーデン「もう鬼ごっこは終わりかな?」

アーデンの声に振り返ると表情は怒っている。

やばいことしたかも、プロンプトのせいだからね。

アリス「ごめんね」

プロンプト「悪かったよ」

それプロンプト謝ってないよ。

アーデン「もういい、アリス」

突然アーデンは私の手首を掴みズカズカとどこかに連れて行く。

岩場の近くまで行くと、誰もいなくて二人きり。

アリス「ここで何を?」

アーデン「二人きりになりたかったんだよ」

どうして? みんなといた方が楽しいのに。

アーデンは私の頬を両手で触ってきて、心臓がドキドキとうるさく聞こえるほど。

アリス「あの・・・その・・これは何?」

アーデン「黙って」

近付いてくる顔に目を瞑ると、柔らかな感触と暖かな感触が唇があるこれキスをされているの?

なんだか久し振りな感じがする。

キスされたのは直ぐに離される、アーデンの顔が赤いような気がするが見て見ないフリをしなきゃ。

みんなのところに戻って、ビーチバレーをしてあっという間に夕方になっていた。

飛空挺がライトをつけて浜辺に降り立つ。

プロンプト、グラディオ、イリス、シドニーはラガディアで帰って行った。

私とアーデンは飛空挺に乗った。

アリス「どこに行くの?」

アーデン「着けばわかる」

それまで秘密なの?

どこに向かうのだろうか?

帝国帝都に戻るのかな?
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