第10章 Chapter10
イリス「いよいよ、結婚式の日取りが決まるんだ楽しみ」
明るい声のイリス私より楽しみにしてる様子。
アリス「私よりも楽しみにしてる感じだね」
イリス「そうかな?」
レスタルムはもうすぐ着く。
ハンドルを切る姿がまたカッコいい。
見ていると、アーデンは運転に集中してる。
なんだか落ち着く。
アリス「レスタルムで一泊かな?」
イリス「そうなんじゃないかな? 帝国の宰相さんどうなの?」
アーデン「レスタルムで一泊」
素っ気ない答え方。
アリス「部屋はどうするかな、プロンプトとグラディオ二人であとはどうするの?」
イリス「部屋の割り振りかぁ、アリスじゃんけんしよう後で」
じゃんけん? なんの?
アリス「なんのじゃんけん?」
イリス「レスタルムに着くまでお楽しみ」
レスタルムに着き車を降りると、プロンプト、グラディオ、シドニーがこちらの方を見てプロンプトが言う。
プロンプト「アリスとイリス来ないの?」
イリス「先にホテルで待ってて、シドニーもこっちに来て」
何のじゃんけんをするつもりなのだろうか?
アリス「じゃんけんして何をするの?」
イリス「兄さんイビキが凄くて、プロンプトばかり可愛そうでしょ二番目に負けた人がプロンプトで、勝者は帝国の宰相と寝る」
シドニー「それなら、受けて立つよ」
じゃんけんを始める。
イリス「最初はグーじゃんけんポン!」
チョキを目を瞑って出す。
シドニー「私がアリスと勝負ね」
イリス「やったー私が勝者」
目を開けて、イリスが勝ったの?
じゃあ残りはプロンプトとグラディオかぁ。
シドニー「それじゃあいくよ、最初はグー! じゃんけんポン!」
勝ったー! プロンプトと同じ部屋。
ホテルに行くと男性陣が部屋の鍵を持って待っていた。
私はプロンプトに話しかける。
アリス「プロンプト部屋一緒だからよろしくね」
プロンプト「よろしくね」
イリスはアーデンに話しかけてるし。
なんだかイリス嬉しそう。
そんなにグラディオと一緒が嫌だったのかな。
シドニーはよろしくって適当に言ってるし。
プロンプト「アリスそうだ、ノクトの二次会の写真見る?」
アリス「いいの? 見たい」
プロンプト「部屋に行こう」