第10章 Chapter10
やったそれじゃコル将軍も誘って、他には誰を誘うかな。
ハンマーヘッドにようやく着いて、ラガディアの横に車を着ける。
車を降りてシドに話しかける。
アリス「シド久しぶり」
シドは顔を上げてニコリとして返事をする。
シド「久しぶりじゃねぇか、元気そうだな」
アリス「あの、私の結婚式来てくれない?」
シド「オメェの? 相手は誰だ? プロンプトか? グラディオか?」
前の私だったら、顔を真っ赤にして言っているところだ。
アリス「ううん、あそこにいる赤髪の人いいかな?」
シドはアーデンの方に目を移す。
シド「ありゃあ帝国の宰相か? いいぜ行ってやる」
どうして宰相と分かって行ってくれるんだろうか。
アリス「どうして承知してくれるんですか?」
シド「シドニーが心配だからだ、前にシドニーはアリスの結婚式には行くと言ってたからな、帝国の宰相さんそうゆうことだ」
後ろを振り返るとアーデンがいた。
アーデン「そろそろ、出発するよ」
車にはイリスが後ろの席で、ラガディアにはプロンプト、グラディオ、シドニーが座っていた。
またラガディア先頭に車が走り出す。
イリス「そういえば、シドさんと何を話をしてたの?」
アリス「結婚式に出て下さいって話よ」
アーデン「シドニーが心配なんだってさ」
そんなにアーデンって信用ならないのだろうか?
すると、アーデンの携帯が鳴って私の方に差し出して言う。
アーデン「代わりに出て」
アリス「うん、分かった」
携帯の通話ボタンを押すと、電話の相手はオルティシェの首相のカメリアさんだ。
アリス『もしもし? アーデンさんは今運転中で代わりに出てますけどご用件は何でしょうか?』
カメリア『そうだったの? 貴方でもいい話よ。 何時頃オルティシェに来て結婚式の打ち合わせをするの? 今聞ける?』
アリス「アーデン、何時頃オルティシェで結婚式の打ち合わせをするの? って聞いて来たけど」
アーデン「明後日なら時間取れると言って」
アリス『明後日なら時間取れるそうです』
カメリア『分かったわ、時間は?』
アリス「時間は?」
アーデン「そっちに合わせる」
アリス『そっちに合わせるだそうです」
カメリア『そう、なら15時頃にして頂戴じゃあね』
電話は切られた。