第9章 chapter9
アーデン「俺さ、真の王を殺す目的だった。 でも今は帝国軍の宰相として仕事をこなして、皇帝を支えるのが目標でもそれだけじゃ寂しさはあるアリスが俺の側にいてほしい」
アリス「いつでも、側にいるよ」
アーデン「俺は嫉妬深いよ」
確かにアーデンって嫉妬深そう。
アリス「それでもいいよ、それがアーデンらしいもん」
アーデン「それと、俺たちの婚約指輪しばらく俺に預けてくれないか?」
ネックレスは無い、首元を触っても。
アリス「ネックレスの石は?」
アーデン「あれは壊れた、とゆうより割れた」
割れちゃったんだ。
せっかく作ってくれたのに。
アリス「どうして、婚約指輪を預かるの?」
無くさないし大切なものを。
アーデン「それは結婚式まで秘密」
顔がゆっくりと近づいてきて、私は目を瞑る。
キスをされて、口の中に舌が入ってくる。
絡められて、歯茎をなぜられる。
快楽へと溺れた後は私は眠ってしまった。
次の日
隣にはアーデンはいなくて、冷たくなってるシーツここでは寝てないというとこだろうか?
どこに行ったのだろうか?
起き上がって、扉を開けるとデスクに座って仕事をしている後ろ姿に心臓がドキリと鳴った。
アリス「あのアーデン寝てないの?」
アーデン「俺は寝てなくても平気だ」
私の方を向かないで答えてくれるけど、昨日の山の書類は消えてるけど何処に行ったのだろうか?
アリス「昨日の書類は何処に行ったの?」
アーデン「昨夜の23時に片付けた」
じゃあ今やっている書類は新たな書類だろうか?
するとチャイムが鳴ってアーデンはモニターのボタンを押す。
アーデン「レイブスどうした?」
モニター越しにレイブスは言う。
レイブス『指輪の結果の報告書を持ってきた』
扉を開けるボタンを押すと、レイブスが入ってきた。
私の方をチラリと見ると、目線は直ぐにアーデンの方に向けられるそして紙をアーデンに渡す。
アーデン「ご苦労様」
レイブスは部屋から出て行ってしまった。
ざっと目を通すと、アーデンはデスクにある固定電話で内線番号のボタンを押して電話をし始める。
アーデン「もしもし? 俺だけど、指輪の結果の項目57章の部分改善出来ないか? 不便が生じる」
何の話なんだろうか?
不便が生じるとか教えてくれるだろうか。