第9章 chapter9
グラディオのこと?
私は昨日写真を撮った時に、グラディオと友達感覚のような距離が落ち着いた。
それはイグニス、ノクト、プロンプトも同じこと
アリス「グラディオはもう、心臓がバクバクしなくて好きって感情は消えてしまってる」
その代わり今心臓がバクバク鼓動を打ってて、でもアーデンが側にいると落ち着く気持ちになってて不思議。
アリス「あのね、逆にアーデンの側にいると落ち着けるし心臓がバクバク鼓動を打っててまるで、グラディオを前に好きだった感情に似てるの」
黙ってしまう
私変なこと言ったかな
もう、なんで黙ってるのよ
自分から押し倒しておいて
顔を上げて自ら恥ずかしい真似だけど
キスをする
軽いキスだけど
ディープのようなキスはできないけど
目をパチパチさせるアーデン
アリス「何か感想とかないの?」
アーデン「アリスからしてくるなんて、思いもしなかったから」
驚いたって
アーデン「アリスさ俺と結婚するきある?」
優しい言葉
こうゆう時にアーデンは選択肢だったら『アリス俺と結婚するのと死ぬのどっちがいい?』とか過激な質問をしてくるのに。
アリス「アーデンは?」
アーデン「俺? あるよ」
あったの?!
アリス「どうして?」
アーデン「嫉妬の感情ってさ、その人のこと好きだからするんでしょだからね結婚する気あるよ」
これって告白?
アリス「私はアーデンと結婚する気あるよ、だって私だって前にアラネアに嫉妬してるもん」
アーデン「じゃあさ、アリスさ俺に好きって言って」
えーーーーー!!
アリス「無理、無理です」
アーデン「俺は言ったんだけどなぁ」
確かに言ったけど
大きく息を吸って
心臓を落ち着けて
少し顔が熱いけど
アリス「好きだよ、アーデンのこと愛してる」
今度は言った
顔が近づいてきて、キスをされた
さっきの貪るようなキスじゃなくて
優しい軽いキス
アーデン「それじゃあさ、今度こそ答えてくれるよね?」
何を?
アーデン「オルティシェで俺と結婚式挙げてくれる?」
アリス「もちろん」
おでこを引っ付けてきて、アーデンは言う
アーデン「長い話になるけど聞いてくれる?」
今度は何を話すの?