第8章 chapter8
メール画面を開くとアーデンからの返信だ。
メール内容
俺こそ昨日はごめんね、会議の書類に手間取っててイライラしてたんだ。
アラネア准将は早くしてくれと、言われるし。
今は仕事も落ち着いてきてる、夕方にはインソムニアに戻れそうだよ夜ご飯一緒に食べよう。
嬉しい。
顔が少し熱いけど。
イリス「何か朗報?」
アリス「うん! アーデンから今夜の夕食のお誘い」
プロンプト「仲良いねぇ、付き合ってますの顔のニヤケぐあい」
グラディオ「いや、むしろ付き合ってるだろうこのアリスの反応をみればよ」
王の間まで行くと綺麗に花で埋め尽くされてる。
最前列の二番目に座って、主役の二人を待つ。
アナウンス「それでは主役のご登場です、みなさん大きな拍手でお出迎えください」
拍手をすると言葉にならないくらい、お似合いのノクティスとルーナ綺麗。
まるで天使のよう。
スタイルが良くて羨ましい。
私結婚式にはあんな風になれない。
拍手が静まって。
誓いの言葉をダラダラ長いのが始まった。
ウェディングドレス重くないのかな。
それにヒールでしょ?
足痛くならないの?
指輪の交換だ。
私は手のひらにある、大きな指輪を眺める。
これアーデンの指輪かぁ。
結婚式にはこんな風にはめるんだろうなぁ。
ノクトとルーナは絵になってる。
想像しても。
子供と大人の結婚式にしかみえない。
アラネアだったら。
綺麗だろうなぁ。
この二人並みに綺麗な景色と、綺麗な女性と大人の男性の結婚式になるだろうなぁ。
目をつぶって想像してるうちに、グラディオに大声で話しかけられる。
グラディオ「おい! アリス、移動するぞ」
アリス「うん!」
立ち上がって、外まで行って階段で花びらが入ったカゴを渡されて主役の二人を花びらでお出迎え。
本当に私結婚できるの?
こんな綺麗な素敵な結婚式を見た後で?
写真を撮って、笑顔でとるけど。
考えてしまう。
ルーナ「アリス、来てくれてありがと」
アリス「うん、結婚おめでとうルーナ」
ルーナ「アリスはきっと私より可愛いウェディングドレス姿なんだろうなぁ」
アリス「いやいや、ルーナほどの綺麗なお嫁さんはいないよ」