第3章 Chapter3
ノクトは薬類を買ってアーデンに話しかけた。
私はアーデンの車に乗り込む。
アーデン「それじゃあしゅぱーつ」
カーテスの大皿に向かって車はどんどん進む。
バックミラー越しに、ノクト達の車が安全運転でついてくる。
カーテスの大皿付近に着いたら、降ろしてもらえるのだろうか?
アーデン「昨日の写真何に使うか気になる?」
アリス「気になりません」
アーデン「冷たいなぁ」
カーテスの大皿の門の前に着くと、アーデンが大声で言う。
アーデン「俺だよ俺、ここ開けて」
ノクト達の車も着いた。
プロンプト「開いたし」
降りようとすると手首を掴まれて、後ろを振り返って言う。
アーデン「神様はこの先にいらしゃるよ、アリスは俺が預かるからね」
プロンプト「帰るの?」
アーデン「君たちを無事に送り届けたからね」
車は反対方向に向けて走り出す。
ノクト達はカーテスの大皿に入って行く。
門が閉まる。
帝国軍が占領している、付近の道路まで行くとアーデンは降りて私も続けて降りる。
アリス「こんなところで降りてどうするのですか?」
アーデン「アリスに話があってね」
話ってなに?
アーデン「アリスがしている、ネックレスの話」
私がしているネックレス?
何か知ってるの?
アーデン「それはね、俺の能力が使えるんだ。 そしてアリスの願い事が叶う」
私の願い事?
アリス「例えば?」
アーデン「そうだなぁ、ここの基地を壊滅させたいと願い事をすれば叶うじゃないかな。 でもねそれと同時にアリス自身の寿命を削るから慎重にね」
どうしてそんなのこと知ってるの?
アリス「どうして知ってるんですか?」
アーデン「俺が作ったからだよ、研究をしていたんだ死骸からクリスタルの近い石を作って、王都に対抗できないかと考えてね、その石が作られたんだ」
死骸から?
アリス「死骸ってこれ死骸でできてるんですか?」
アーデン「そうだよ、あと俺と二人きりの時は敬語禁止だからね」
アリス「は・・・うん」
今はいと言いかけた。
アーデン「まぁ今のアリスの能力じゃぁ、叶える力はそんなには無いかな強力なものは」