第13章 花火大会
グラディオ視点
アリスは上目遣いで可愛く見える。
やばい
俺アリスのこと振ったハズなのに。
うるうるとした目つき。
アリスは手で涙を拭う
このままだと理性も飛ぶ。
話しかけないと。
グラディオ「あのさ、アリス?」
首を振ってアリスは俺に抱きついてきた。
柔らかい身体
身体に手を回す。
すると後ろからガチャリと音がして、離そうとするもアリスは離れてくれない。
部屋に入ってきたのはレイブス将軍。
レイブス「これは一体どうゆう事だ? アラネア准将はどうした?」
グラディオ「アリスが・・・」
レイブス「いいか? これ以上の事をしたらアリスを宰相に報告して帝都に連れ帰るからな、俺はドアの前にいるからな」
部屋をから出る。
アリス「レイブスってさ堅いよね」
グラディオ「アリスはさ、宰相のこと好きか?」
しばらく考え込むアリス
アリス「嫌い」
なんて言ったらいいのだろうか?
別れろ?
いや、それは帝国を敵に回すことになる。
アリスは俺の体を離して、手首を掴みベットに連れ込み手を繋いだまま寝始めた。
スヤスヤと寝息を立てるアリス
可愛くて
アーデンはこんな光景をいつも見てたのか?
それでも自分の理性を保って?
仕事で疲れてるから?
アリスを不安にさせた
目がうるうる目で見つめられて
俺は理性が一瞬飛び掛けた。
手も柔らかい
ふと目が胸に行く
そこそこある
俺も寝ないとこれ以上はヤバイ。