第13章 花火大会
アラネア「どうしたの?」
私を見て、部屋に招き入れてくれた。
抱きしめてくれて、落ち着くまで。
アラネア「宰相と何かあった? いや聞かないよそれでどうしたの?」
アリス「アラネア今すぐに旅行行こう、花火大会まで」
アラネア「あたしは・・・いいよ行こう」
何を言おうとしたのだろうか?
部屋を出て、地下に行き飛行船の所に行き左右を確認して赤の機体に乗り込んでアラネアが操縦する。
機体が動く。
扉が空いてあっさり外に出られた。
アリス「どうしてあっさり外に出られたの?」
アラネア「それは将軍に感謝だね、監視室に将軍が居て開けてくれたんだよ」
そうだったんだ。
もしこれがアーデンだったら止めてくれたのかな?
アラネア「あのさ、宰相と喧嘩でもした?」
アリス「喧嘩なんてしてない、前みたいに構ってくれないだけ」
外の景色を見ると海が広がってて綺麗とは思えない。
アラネア「前はエロ宰相って私言ってたけど最近それないね」
キスもしてない。
身体も触ってくれない。
アラネア「そろそろ降りるよ」
着いたのはオルティシエで結婚式をあげた場所。
飛行船を降りて、船に乗ってマーゴのお店に行きカウンターに座りマーゴが私達の方を見て言う。
マーゴ「これは、宰相の奥様とアラネア准将いらしゃい」
アラネア「ここの一番美味い料理と、ワイン二つ」
マーゴ「了解」
そう言ってマーゴは作り始めた。
アリス「アラネア?」
アラネア「こうゆう時は美味いもの食べて、酒飲んでうっぷんを晴らすんだよ」
そうゆうものだろうか?
マーゴ「お待ち、オススメの料理とワイン二つ」
乾杯をして一口飲む。
料理も美味しい。
マーゴ「宰相との結婚生活はどーよ? アリスさん」
アラネア「今は聞かないでください」
マーゴ「訳ありかい?」
頷くアラネア
料理はアラネアと一緒に食べたけど、楽しいとは思えない。
お腹いっぱいになって
ホテルで一泊
夢の中
私の目の前にはアーデンがいた。
アリス「アーデンあのさ・・・」
誰かと楽しそうに話してる。
近づくと知らない女の人
抱きしめた
それにキスもしてるし
アリス「嫌だ」
泣きそう
身体を揺さぶられて起きるとアラネアが心配そうに見つめていた。