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【血界戦線】紳士と紅茶を

第6章 悪夢の後日談


※R18






「あ……あ……っ……」
 絶頂に達し、私の身体から力が抜ける。
「カイナ」
 クラウスさんは優しく私を抱き寄せた。私はつながったまま、大きな胸にもたれる。

「素晴らしかった。君は最高の女性だ。世界の何よりも美しい私の宝石」

 ぐったりした私の耳に、睦言をささやいてくる。
 てことは、ちょっと余裕が出てきたのかな。すぐ次のラウンドに移らないし、毒素による性欲の暴走が収まってきたのだろう。
 しかしいくら中出しOKな状況とはいえ、だからって抜かずにヤリまくるとか、どんだけだ。

「少し休もう。水と食事を取らねば。そろそろシーツを変える必要もある」
 クラウスさんは私にキスをし、ゆっくりご自身を抜こうとされるが。

「……やだ」
「カイナ?」

 私はいやいやと、首を振った。

「くらうすさんと、離れたくないです……食事とか、シーツとか、どうでもいいから、もっといっぱい、ほしい……」

 ……クラウスさんほどではないけど、性欲が高まってるのは実は私も同じでした。
 毒素の副作用というか、ストッパーかかるところが振り切れてる感じ。
 抑えてて気づかなかったけど……私も、ヤリたくて仕方ないみたいだ。

「……っ!」
 クラウスさんの碧の目が見開かれ、

「喜んで、応じるとも!」
「……ひっ……!」

 瞬間にひっくり返され、足首つかんで奥まで一気に貫かれた。
「……ぐっ……」
 それだけで達しそうになって息を呑む。
 でも嫌だ。まだ全然足りない。
「あ……ぁ……もっと!……くらうすさんの、精液、いっぱい、ほしい……!!」
「いくらでも、君の望むままに……」
 濡れた音を立てて私の最奥を激しく責め立てながら、クラウスさんは少し笑う。

「……ぁぅ、ぁ……あ……あー……!」

 私はクラウスさんの首につかまり、恥ずかしい姿勢で雄をくわえ込む。
「……、あ、あ……ぁ……!
 快楽に漬け込まれ、馬鹿みたいな声。
 シーツは汗と精液と愛液でぐしゃぐしゃ。でも二匹の獣は離れる気配もない。

「くらうすさん、きもち、いい……いっぱい、くら、さい……」
「……カイナ……!……」

 そしてキスをして、乱暴に互いをまさぐって、快楽だけで全身を溶かして。

「あ……あ……ああ……っ……!」

 私はまた、声を上げて絶頂に歓喜したのであった。

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