第2章 セックス依存症【vol.SHO】
翔くんは、ひとつ深呼吸をすると
俺の腕の中で口を開いた。
翔「智くん…先にご飯にする? お風呂にする?
…そ、それとも…僕に、スる?」
な、な、なんだって…!?
今俺の腕の中で甘いセリフを囁いた天使ちゃんは…。
裸にエプロンで、顔を真っ赤に染めてて。
そんなのって。
「もちろん、翔くんに決まってるよっ♪」
翔「あ、でもご飯…」
「翔くん? 散々煽ったのはキミだからね?」
翔「それは…そうなんだけど」
「今さらお預けなんて、我慢出来ないよ」
俺が翔くんの無防備な愛らしいお尻を
触ろうとしたら、その手を払われてしまった。
翔「せ、せめて…お風呂には入ろう?」
「え〜、でも…」
翔「お背中お流ししますよ、旦那様?」
そのセリフを聞いたら、もう断れないじゃないか。
「はい♪ お願いします、奥さん?」
翔「じゃあ洗面所行こっか」
背中を押されて、洗面所へ向かう。
すると翔くんは俺だけを置いて…
翔「背中洗う時になったら呼んで?」
「はいはーい♪」
リビングへと戻って行った。
俺はそのままそこで服を脱ぎ、さっと
髪を洗うと翔くんの名を呼んだ。
「翔く〜ん! 背中お願い〜!」
翔「…随分とはやいね」
翔くんがドアを開けて中に入って来た。
その姿はまだ裸にエプロンのまま。
翔くんは、自分の手のひらいっぱいに
ポディーソープを泡立てると優しく俺の背中に触れた。
翔「どう? 痛くない?」
「うん、凄く気持ちいいよ…ほら」
翔「なっ…! 智くん!」
俺は焦れったくて翔くんの右手を掴むと
俺の中心まで導いた。
「だってさ帰ってきてからずっと、可愛い
翔くん見てるんだよ? 仕方ないじゃん」
翔「智、くん…」
「ね、もう本当お願い…」
俺は翔くんのエプロンの後ろのリボンを
解いた。
翔くんがなで肩だから、エプロンはスルスルと
床に落ちてお湯に浸った。
翔「…んふっ、ん、ぅ…は、ぅ、」
お風呂の湯気で色気を増している彼の
唇を貪った。