第2章 セックス依存症【vol.SHO】
【episode.3 雅紀 × 翔】(ノンリアル)
「翔ちゃん!着いたよ〜♪」
翔「お前は本当楽しそうだな…」
俺たちは、大学の夏休みに遊園地に来ていた。
俺の隣りにいるのは大学で仲良くなった翔ちゃん。
成績優秀、ルックスもスタイルも抜群の学校の人気者。
それに、俺の大事な恋人さん♪
今日はいわゆるデートってやつだ。
「そりゃあ翔ちゃんと来てるんだもん、楽しいに決まってるよ!」
翔「俺はこの人混みに酔いそうだ…」
げんなりする翔ちゃん。
ここは、俺が頑張らないとね。
「まあまあ、その内気にならなくなるって!」
翔「そんな訳ないだろ…はぁ、もう帰りたい」
「じゃあ分かった!ちょっとこっち来て」
翔「な、なんだよ急に…」
「いいから」
俺は翔ちゃんの腕を掴んで、人気のない
奥の茂みに連れ込んだ。
翔「雅紀、何なの?」
「翔ちゃん、パンツ脱いで?」
翔「はあっ!?」
「ね、お願い! 今日の遊園地、ずっとノーパンでいて?」
翔「な、なんでそんな事…」
「そしたら翔ちゃん、人混みなんて気にならないでしょ?」
俺が考えた作戦はこうだった。
翔ちゃんに1日中、ノーパンで過ごしてもらうこと。
そしたらきっと、翔ちゃんはパンツの事が
気になって人混みの事なんて考えなくなるという作戦。
だから全ては、翔ちゃんがノーパンに
なってくれないと始まらないのだ。
「ほら、翔ちゃん」
翔「お前の気遣いは有難い…けどな、流石にそこまで」
「俺、せっかくの翔ちゃんとの遊園地デート
めちゃくちゃ楽しみにしてたのに…」
翔「うっ…」
翔ちゃんは、俺のこの顔に凄く弱い。
「翔ちゃ〜ん…」
翔「わ、分かった分かったよ…トイレ行ってくる」
「やっほーい♪ 俺も着いてく〜」
俺たちはトイレへと向かった。