第2章 セックス依存症【vol.SHO】
「…っく、翔さん…もう無理そうです…っ」
翔「ん、んん、んう…!」
腰を送り続けていたら、早々にも
上り詰めそうになる。
それは翔さんも同じようで、ますます
菊門の締まりが強くなる。
「翔、さん…っ、」
翔「んんぅ…っ、んふ、んんっ…!」
ああ、もうそろそろだな。
そう思ってラストスパートをかける。
「…ぅ、い…っ、」
翔「んくぅ…っ! んんっっ…!」
僕たちはほぼ同じ時に、熱を吐き出した。
僕はそっと翔さんの口元のネクタイを外した。
「痛くなかったですか…?」
翔「は、あっ…ん、だいじょぶっ」
「ああ、こんなに汗だくになって…」
翔「そんなの和也も一緒だよ」
翔さんは、僕の髪をひと撫ですると
ふんわり微笑んだ。
今までの厳格な生徒会長とは思えない表情。
翔「和也…キス、しよ?」
「はい…」
僕が翔さんの唇に顔を近づけると
僕の口が翔さんの手のひらによって塞がれた。
「なんです…?」
翔「メガネ、取ってよ…キスするのに邪魔だよ」
「確かに、そうですね」
僕はメガネを取り、もう1度顔を近づける。
すると、優しく目を閉じて受け入れてくれる。
翔「ん、んあぁ…は、ん」
「キス、上手になりましたね?」
翔「そりゃ誰かさんに、沢山仕込まれたからな」
「それはそれは、良かったですよ」
翔「どこがだ」
「まあまあ…」
翔「…んんっ、んふっ、ん、ぅ」
僕たちはそのまま、保健室のベッドで
長いキスをし続けた。
さあ、次の約束はどんな事にしようかな…。
【END】