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Love Distorted 【気象系BL】

第2章 セックス依存症【vol.SHO】




「じゃあ、入れますよ?」

翔「や、優しく…お願い」

「怖がらないで? ほら少し入りましたよ」

翔「う、そ…んっ、」

ハンドクリームで滑りが良いとはいえ、
会長の大事な所を傷付けないように細心の注意を払う。

ゆっくり、ゆっくり入れていく。
やがて根元までしっかりと入った。

「出来ました、さあ集会行きますよ」

翔「あ、和也…待って」

「トイレを出たらいつものようにお願いしますよ?」

翔「ああ、行くぞ 二宮」

「はい、会長」

僕たちは何事も無かったかのように、
ステージへ戻った。

僕は、胸ポケットにある銀縁メガネを取り出し
装着した。

普段はこの姿でいる。
会長に相応しい副会長である為に。

そして会長が登壇し、スピーチを始めた。
僕は、ステージの袖で溢れ出るにやけを抑えるのに苦労しながら、ポケットに手を入れた。

「…あくまでも、今は『会長様』ですよ」

僕はこっそり呟き、スイッチを入れた。

すると、会長の可愛らしいお尻が
きゅっと締まるのがここからでも分かった。

「…ぷっ、くく」

『副会長…?』

思わず笑ってしまうと、側に立っていた
放送部の生徒が声を掛けてきた。

「ああ、いやちょっと思い出し笑いをね…」

『そうですか? しっかりして下さいよ?』

「うん、ごめんね」

僕は、気を取り直して会長に向き直った。
そしたら会長は物凄い顔で僕の事を見ていた。

睨んでいるつもりのようですけど、
それは逆効果ってやつなんですよ?

その思いで、また玩具の精度をあげる。

翔「…っはあ」

ああ、会長…溜め息なんて漏らして。
これでは全校生徒に示しがつきませんよ…。

そこで会長のスピーチは終わった。

会長はふらふらの足取りで、僕の元まで来ると
僕にもたれかかった。

「会長、お疲れ様です」

翔「誰のせいでここまで疲れてると…っ、」

「そうですね、僕のせいですかね?」

翔「そうだ、二宮のせいだ…だから責任を取れ」

「もちろんですよ、会長♪」

そうして僕は会長と一緒に保健室へと向かった。
















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