第1章 嫉妬狂乱
潤「じゃあ、みんな揃った事だし乾杯しよっか?」
雅「賛成、さんせ〜い♪」
智「ほら、ニノもグラス持って?」
「あ、うん…」
そう言って智に渡されたビールの注がれたグラス。
俺の右隣には心配そうな顔をする翔さん。
そしてその反対には、なんだか怖い雰囲気を出してる智。
俺はその2人に板挟みされてる状態。
俺、ここにいていいのかな…。
潤「それじゃあ、リーダーの誕生日を祝って〜」
「「「「カンパーイ!!」」」」
カチンと5つのグラスが合わさる。
その後はそれぞれ智に、プレゼントを
渡したりお酒を飲みながら話に盛り上がっていた。
そんなとき。
雅「潤ちゃ〜ん♪ 大好きぃ〜♪」
潤「おい、くっつくな酔っ払い」
雅「酔っ払ってないですぅ〜♪」
翔「完全に潰れたな、ドンマイ潤」
潤「翔さん、見捨てないでよ」
翔「し〜らね」
相葉さんが1番に潰れちゃって、その後に
翔さん、潤くんまで。
今は3人とも、すっかり夢の中。
智と俺はと言うと…智は明日の朝仕事が
あるからあんまり飲めないらしく飲んでなくて。
俺は、智との間に流れる謎の気まずい空気に
あんまり飲む気分になれなかった。
俺、帰っても良いかな。
なんか凄く居心地が悪いんだけど…。
「ごめんね、智…先に帰るね」
俺はすっと立ち上がり、玄関に向かった。
けれどその途中で後ろから腕を引っ張られ
洗面所に押し込まれた。
その犯人といえば。
智「かず、最近なんかおかしくない?」
智ただひとりだ。
「なにがおかしいの…?」
智「ずっと翔くんの隣にいるし、今日だって
一緒に来てたし」
「そ、それは…たまたま」
智「嘘だね、俺が気付かないとでも思った?」
「え、な…っ、!?」
智は、いきなり俺の服を引き裂いた。