第1章 嫉妬狂乱
「は、はぁ…もう、ダメっ、出ちゃ、ぅ…っ、」
翔「ああ、俺も…っ、」
翔さんに激しく求められていたら
身体の中に蓄積された熱がどんどん放出したいと暴れ出す。
「…っ、んん…あぁっ、出るっっ…!」
翔「く、そ…っ、」
張り詰めた自分たちのイチモツから、
勢いよく甘露(かんろ)が溢れ出た。
俺のお腹の上で、翔さんのも俺のも
混ざりあってた。
「…は、ぁ、翔さん…」
翔「ごめん、ちょっと待ってて片付けるから」
そう言って翔さんは、ベッドを下りて
部屋を出て行った。
ひとり裸になりながら、呆然とただ
天井を見上げていた。
やってしまった。
智しか愛さないと決めていたのに。
でも、凄く優しかった…愛されるって
こういう事なんだって思った。
それに気持ち良かった…。
「智…」
色んな所から出た体液で、ぐちゃぐちゃに
なっても罪悪感からは逃れられなかった。
翔「かず、気持ち悪いと思うけど少しだけ
身体おこせる?」
「うん…」
部屋に戻ってきた翔さんの手には、濡れタオル。
それと翔さんの服。
翔「サイズ合わないだろうけど…これしかないんだ」
「うん、いいよ…ありがと」
渡された部屋着に袖を通す。
…あ、翔さんの匂いだ。
爽やかで、男らしい匂い。
大きめのサイズのそれは、俺の手もすっぽり
隠れてしまう。
翔「冷えピタも替えようか…汗で取れそうだし」
「なにか飲み物もお願いしていい?」
翔「もちろん、ちょっと待ってて」
翔さんは、笑顔で部屋を出た。
なんかひとりになると、凄く寂しい。
さっきまで激しく求め合ってたからかな…。
人肌が恋しいよ…。