第1章 嫉妬狂乱
「あ、う、ぅ…ん、あぁ、っ」
風邪のせいで喉は乾燥しているはずなのに
とめどなくもたらされる快感に、次々に
声と唾液が溢れだす。
翔「ごめん、かず…俺もう我慢出来ないんだ」
「ひ、あ…っ、」
翔「辛いと思うけど、両足上げてくれる?」
「う、ん…」
俺は翔さんに言われた通り、両足を持ち上げた。
そこから更に翔さんに足を割開かれる。
翔「濡らすだけだから、じっとしてて…」
「ひあ、っん…!」
ぬるりと翔さんの生暖かい舌が
俺の大事な所に入ってきた。
風邪をひいてるせいもあってか、どんどんと
そこが濡れて柔らかくなっていくのが自分でも分かった。
翔「もう良いかな…かず、力抜いてて」
「っ、う…あ、あっ」
力なんてもう殆ど入ってない。
翔さんにどろどろに溶かされて、めちゃくちゃなんだから。
俺のソコに翔さんの熱いモノが
宛てがわれる。
そんな事にまで、心臓が高鳴るような感じがした。
…でも、俺には智しかいないんだよ。
翔「挿入れるよ…」
「う、あぁっ、は、はぁ…っん」
翔さんは、優しく俺の菊の門を突き破った。
長年そこが智の色で染まってたのに、今日初めて
他の人の色に染まる。
「ひ、あ、ぅ…っくぅ、あ、」
翔「っ、熱いよ…っ、かず…!」
「あ、あ、あぁっ、翔っ、さん…翔さんっ、」
激しい抽挿が繰り返される中、朦朧とする
意識の中で、必死に相手の名を呼んだ。
この激しい揺れに振り落とされないように。
この時だけは、俺を愛して貰えるように。