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君は僕らの光

第6章 夏に言ってみたいセリフ (Ⅰ)



佑香は今、沖田とのまさかの再会に驚き、涙し、一周回って怒った後に自分の危機的状況に気付き固まっているのであった。


沖「?・・・・おい、なんでぃ急に黙りこくりやがって」


目の前にいる小さい不審者が自分の探し人だとは微塵も考えていない沖田は急に黙ってしまった女好き変態野郎を少し不思議に思い顔を覗き混んで見る


「うぇっ!!な!なんでもねぇでありやす!!」

沖「・・・うぇって・・・・」

ヤバイヤバイ!!こんな丸わかりな態度取ってたら気付かれちゃうぜ!!そうだ平常心だ平常心・・・・
そう・・・・私は女優・・・女優なのよ佑香・・・・

なんかこのままじゃ色々疑われる!!と思った佑香はこの場をうまく切り抜けるために現実逃・・・自己暗示を始めた。            
そんな佑香とは裏腹に沖田は・・・

・・・やっぱり今日会ったばっかの奴にペラペラ喋られても反応に困るんですかねぇい・・・
・・・・くそ、いつもなら俺だってこんなに自分の事を話したりなんてしねぇのに本当に今日はどうしたってんだ・・・・
・・・・そうこれも全部あれだ・・・・あのくそマヨラーのせいだ。あの土方コノヤローが俺に指示なんか出さなかったらこんなことにならなかったんだ・・・よし・・・今日の夜にでもあいつを地獄に落とす儀式の途中を実施してやりましょう。

と、ここ数時間の自分の思考回路を自分の上司に押し付けていました。
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