第29章 それぞれ
「イかせてくださいってお願いしてみてよ」
久しぶりに会ったからだろうか、綾菜がちゃんと俺を求めてくれているのかを知りたくなってしまう。
もっと、その声を聞かせて。
「イかせて、…ください…」
その潤んだ瞳で見つめられたら拒否をする気にはならない。…まぁ、元々拒否するつもりではなかったけど。
「いいよ。イかせてあげる。その代わり、俺がゼロって言うまでイくなよ?」
「うん…!」
なんか素直にイかせてやるのもなー。
「じゅーう…きゅー、はーち、なーな」
綾菜が感じやすい所を激しめに擦り、そして陰核も同時にいじる。
普段我慢しないなら、既にイっているだろう。
「すごい腰ビクビクしてる。イきそう?早くイきたいね」
そう言うと、綾菜の耳に舌を這わせた。
わざとらしく音を立てながら。
「ひ、やぁっ…ッ」
しばらく舐めて、舐めるのに満足をすると、ちゅ、と音を立てて唇を離した。
「あれ、何回数えたっけ(笑)ま、最初から数えればいいか」
俺がそういうと、嫌そうな顔で俺の事をみた綾菜。
多分、もう我慢ができないのだろう。
まぁ、そんなの知らない。
「じゅー、きゅー、はち、なな、ろーく」
「も、我慢、できない…ッ」
さらに俺の指を締め付ける綾菜。
あー、まじかわいい