• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第29章 それぞれ



「木葉の恋バナ聞きてぇなぁ〜」

光太郎がポツリと零すように言うと、それをキャッチした木葉さんが細い目をさらに細くしながら言った。

「どこから聞きたい?教えてやんよ」

その話にみんなは食いつく。
…やっばり、人の恋バナはみんな好きだね。

「エミリちゃん…?でいいのかな?…ま、その子といつどこでどうして出会ったんだ?」

「えっと、皆さん、エミリって呼んでくれていいですよ。」

その言葉にみんながガヤガヤと騒ぎ、落ち着いてきた頃、木葉さんはやっと質問に返答をした。

「高校の頃に、毎回同じ電車だったから、気になって声かけてみたのが初めてだよな。そんで、一緒に学校行くようになってから、俺が3年の時に付き合い始めた。」

「いかにも、セーシュンってかんじだな!」

「まぁな。」

「さっすが木葉クンだねェ?」

ここからパンケーキを焼きながら、木葉さんカップルが質問攻めされるのは言ったこっちゃない。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp