• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第27章 甘くて苦い。



「こっちおいで」

私は、鉄朗の所へ膝立ちで行く。
鉄朗の前に立つと、優しく抱きしめられた。

「あら、かわいい」

私の前髪を優しく上げて、おでこ全開にされたと思えば、元に戻され優しく梳かしてくれる。

すると、おでこに1つキスが落ちてきた。おでこの次は鼻。鼻の次は頬。

…今日の鉄朗はなんだか、甘えただね。

そう思い、優しく微笑むと鉄朗は少し不思議そうな顔をして言った。

「なんだよ」

「鉄朗が可愛くて、ついね」

私が鉄朗にそう言うと、鉄朗は唇を少しだけ尖らせて、ムスッとしたように言った。

「意味わかんねー」

こういう所も可愛いんだよなー。

ムスッとしている鉄朗の首に腕を回して、少し尖らせてる唇に私の唇を触れ合わせた。

「随分と積極的だなァ?」

「そう?普通だよ」

鉄朗はニヤリと表情を変えると、今度は唇にキスが落ちてきた。
今度のキスは、深い深いキス。
舌同士を絡めあわせて、何度も何度も角度を変えながら。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp