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【名探偵コナン】幼女になりました。

第7章 伊豆へ!


「それはまた後で決めれば良いんじゃない?ボクお腹空いちゃった!」
「お昼冷やし中華だけど皆さんも食べます?」
「あ、手伝います!」
「わたしも!」
「んじゃやっぱ俺の分はいいよ!昨夜のアイスケーキの余りを部屋で食べるから」

冷凍庫から目当ての物を出し部屋を後にする石栗に、昼食を作るため女性陣も続いていく。
段々とはっきりしてきた頭で状況を整理していると暗い顔をしたコナンが隣へ腰掛けた。

「…葵」
『…ん?』
「ごめん。痛かったよな…」
『コナン君は悪くないよ。わたしも突き飛ばしてごめんね』
「いや、助かったよ。…ありがとな」
「コナンくーん!ちょっといいー?」
『呼んでるよ?』
「…無理はすんなよ。辛くなったらすぐ言うんだぞ!」

"なーにー?"と子供らしく駆けていくその顔は先程より晴れていて、ホッと胸を撫で下ろした。
恐らく葵を此処まで運んだのは彼だろう、と離れた位置で小五郎と話す安室に視線を移す。じっと見つめ過ぎたのか此方に足を向けた安室は目線を合わせるとそっと手に触れた。

「辛くないかい?」
『…大丈夫』
「少し横になろうか」
「横になるなら石栗の部屋の方がいいぞ。ここよりクーラー効いてるしな」

高梨がそう言ったすぐ後にタイミング良くフォークを取りに来た石栗に訳を話し、快く頷いた彼に連れられ、ベッドを拝借して目を閉じると意識はすぐに闇に落ちていった。





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