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【名探偵コナン】幼女になりました。

第5章 ミステリートレイン




ミステリートレインが終わり、灰原への釈明会見も終盤まで何事もなく進み誰もが終わりを感じ取ったとき、カッと彼女が火を吹いた。

「ちょっと!まだ終わってないんだけど!?」
「はぁ?まだあんのかよ!」
「葵ちゃんのことよ!なんであの男と暮らすこと許したのよ!?ベルモットが大丈夫だからって彼までそうとは限らないのよ!?」

物凄い形相で此方に詰め寄り安室の危険さを説いている彼女が、なぜベルモットのことはあんなにも容易く引いたのかと訝しむ。

「そもそも、ベルモットが葵を使うことはないってのは確かなんだろーな?」
「ええ!絶対!じゃなきゃ色々説明つかないでしょ。彼女も葵ちゃんに落ちたんだわ」
「それを信じろってのがなぁ…」
「はぁ。…白しか知らないあなたにはわからないわよ。あの子の笑顔がどれだけ黒を魅了するか白なのか……まるで、ひだまりに包まれて、全てを許されているかのような…そんな気さえしたもの」

ソファに深く腰を下ろし、博士の淹れた珈琲に口をつけ軽く息を吐き出すと、灰原はそう続けた。



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