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【名探偵コナン】幼女になりました。

第5章 ミステリートレイン


蘭に背を押され探偵団の輪に加わると、自分より年下ということもあるのだろう。歩美は葵の手を握り、はぐれないように繋いでてあげる!と胸を張っている。
と、横から額にぴとりと手が当てられ、腕を辿ると眉を寄せる灰原と目があった。

「確かに。熱はないわね。でも、病み上がりなんだから無理しちゃダメよ!」
「いや、おめーに言われたくはないだろ…」

なによっ文句あんの?だいたいあなたが…と言い合う(?)2人に、博士とやれやれと肩を竦めた。

あのポアロでの挨拶から、灰原は何かと葵を気にかけてはメールをくれるようになった。優しくされているか、寂しくないか、嫌になったらいつでも来なさい、等々。葵が探偵団よりも年下だということを気にしているのだろう。

「おーい!葵?」
『へ?真純ちゃん!?』
「久しぶりー!元気だったか?」

「会いたかったよー!」と八重歯の可愛い笑顔を縦に揺らし灰原を探すと、フードを深くかぶって背中を向けている。横にいるコナンが気にしているのは世良のようで、警戒しているらしい。

確か、彼女には組織の人間かどうかが何かでわかると聞いたことがある。世良がそうとは思えないが、なんとなく今回は灰原の味方でいようと思う。





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