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【名探偵コナン】幼女になりました。

第3章 すたーと


結局降谷が殆ど選んでしまったが、マグカップとパジャマ、ワンピースの色だけは母親が選んだ色と同じ白にした。
今日着ていた白いワンピースも質素ながら良く似合っていたし、きっと彼女には白が良く似合う。

ちょうど珈琲がなくなった時、カチャリと扉の開く音にふと時計に目をやると、あれから30分経っていた。視線を移すとホカホカと湯気が立つ葵がひょこりと顔を出し此方に駆けてきた。

『透くん!ただいまー。見て!ちゃんと出来たでしょ?』

髪もちゃんと乾かしたよ!ほら!と頬を紅くしてドヤ顔で出てきた葵が可笑しくて、でも可愛くて声を出して笑い、きょとんとした彼女の頭を撫でる。途端にふにゃりと破顔した葵を見て、この笑顔を絶やさないように、ありったけを贈ろうと誓った。


余談だが、猫耳フードを被ってみせた葵はそれはもう可愛かった。がおーと鳴いたので、彼女の中ではこれは猛獣らしい。可愛い。

明日は書類整理に登庁する予定だったが、葵のことを話す序に書類整理となりそうだと苦笑して風呂に向かった。





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