第9章 【小説じゃなくてごめんなさいネタだよっ★2】
未だ至近距離のジャンの顔をほんの少し恨めしげに見つめてやれば、やっぱり不機嫌顔で「トゥーナはオレだけのモンなのに……他のヤローとキスとか、すげぇムカつく」そんな本音をボソッと拗ねたようにこぼすものだから「なにこの可愛いこ!!」一気にテンションMAXなトゥーナさん、デレデレしながらジャンのご機嫌をとろうと「ごめんね、もちろん私はジャンのモノだよ。でも今は……他の人へ幸運をわけるのはジャンを守る為に必要なことなの、ちょっとの間だけ許して?ね?」と、ジャンに嫌われたら途方に暮れそうなので言葉どおり必死にお願い。あざとい?そんなのかまってられるか使えるものは何でも使ってやりますよ!な心の声はもちろん隠して。
心の声はともかく諸々の事情については元々わかりきっているジャンだが、面白くはないので駄々こねてトゥーナの反応を見てみたかっただけだったり。そしたら可愛く「許して?」なんて上目遣いされたものだから……あ、これラッキーきたんじゃね?もっとイケるんじゃね?思って調子にのってグイグイ押してみることに……ってことでトゥーナの肩を押して仰向けにさせると上にのし掛かるジャン。
「いいよ、許してアゲル。だから、他のヤツにはさせないこと……オレだけにさせて?」
「え……他のヤツにさせないこと?」
「ん、キス以上のこーと」
「え」
耳元で聞こえた、語尾にハートマークが付きそうな低く甘ったるいジャンの囁き声により行為スタート。
耳や首をわざとらしく音を立てながら舐めて噛んでキスしつつ、大きな掌は胸の膨らみをやわやわと揉みほぐし固くなってきた乳首を器用に動く指先が遊ぶようにクリクリ捏ねて摘まんでたまに優しく擦るものだから堪らない「うわぁんジャンがエロいよ気持ちいいよどうしよう!?」若干パニックを起こすが、やはり幼い頃から見守り続けてきた相手に淫らによがる姿なんて見せられない意地でもって感じていないフリ。
「……トゥーナ、なーに我慢してるのけ?」
「……我慢、してない」
「ふーん…………んっ……こえれも?」
「っ……!」
顔をスッと落としたジャンに乳首をいきなり強く吸われ、トゥーナの体がビクッと震える。