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Fortuna【ラッキードッグ1】

第4章 女神の軌跡(4)


「イヴァンが無理なら、わたしが動こうか?」


その瞬間――。わたしをギロッと強く睨んだイヴァンが、叫びに近い大声を響かせた。


「しょうがねぇ探してやらぁ!!」


あー、うるさい。

そんな文句の言葉は、口を軽く塞いできたジャンの手のひらに吸い込まれ消えたのだった。


「…もごもごも」

「シー…」


…子供じゃないんですけど。
でも、人差し指を口に当てるジャンがかわいいから許す。



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