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【文スト】対黒・陰

第22章 想歌


「メイド服か。確かにコイツがすんなり着る服じゃねーな」

「でしょう?じゃあ紬、着替えようね」

「なんっ……?」

「紬、何でも云うこと訊いてくれるんでしょ?」

「!?」

「ほら、手伝ってやるよ」

「っ……待って中也!?」

後ろから中也に、前から太宰に。
紬は着ている服を剥がれて、あっという間に太宰が持っていたメイド服を着せられる。
元々着用していた衣類(下着含む)は凡て寝台の外に放り出された。


普段ならもう少し抵抗できる紬も、薬が周り始めており2人の為すがままーーーどころか身体が疼くのか。
目を潤ませて2人を待っている様子である。

その事に気づいた太宰と中也はニヤリと意地が悪い笑顔を浮かべた。


「たっぷり可愛がってあげるからね」
「たっぷり可愛がってやるからよ」


ーーー

何時間経ったのだろうか。
2人から与えられる快楽に何度も達し、漸く薬の効果が抜けてきたのだろう。
多少ぼーっとするも、まだ快楽を与え続ける2人の会話を拾えるくらいには回復してきていた。

「コスプレっつーのも悪くねぇな太宰…」

「でしょ…薬も良かったよ。紬が声を我慢しないし」

「だな!」

「んあっ……真逆っ……話し合っ……!?」


小さく喘ぎながらも紬が会話に混ざって事に2人は驚く。
が、動きを止める迄には至らなかった。
寧ろ、前と後ろーーー同時に抽挿の動きが激しくなる。

「あれっ?紬、醒めちゃった?」

「あー効果が絶大な分、切れるのが早いっつってたな」

変わらずに与えられる快楽に首を横に振りながら喘ぐのを抑え始めた紬に中也が何かを口に含み、口付けた。

「んぅ!?」

『何か』が何かを悟った紬は必死に抵抗をするも、太宰の愛撫も激しくなったせいで嚥下してしまう。
それを確認してから中也は口を離した。

「なんでぇ…!もうっ……!ゃ…あ!」

「足りねェンだよ…手前も同じだろ?」

「同じじゃ……!」

「ちゃんと紬の云うこと聞いていっぱい我慢したんだよ?ご褒美は弾んで貰わなきゃ」


まだ止める気の無い片割れと相棒に絶望すら感じ始める紬。

しかし、再び薬が回りはじめ、そんな事すら考えられなくなるのにそう時間は掛からなかった。
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