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【文スト】対黒・陰
第21章 終焉
「君はね、義兄達に利用されたんだよーーー必要だったのは父親への憎悪だけ。その異能を自分達のために使わせるためだけに、ね」
「………嘘だ……」
「否定するの?まあ、私には関係の無いことだけど」
「………出鱈目を云うな……これだけは……貴女なんかに介入して欲しくない……」
「そう?だったらーーー」
「……?」
コトッ、と懐から取り出して置いたのは四角の形をした黒の塊だ。
「此れを聴いても同じことが云えるかな?」
紬は妖艶な笑みを浮かべて、云った。
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