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【文スト】対黒・陰
第5章 工作
「芥川先輩は是迄の任務で多大な成果を」
「確かに芥川君は優秀だ。彼の暴力性は組織でも抜きん出ている」
森は芥川の事を責めたりはしていないようだ。
現に―――
「では君は?」
そう問われて眼を見開く。
「……。」
樋口は答えることなど出来ずに俯いた。
「樋口君。君は自分が此の仕事に向いているとは思ったことは有るかね?」
此の言葉は、樋口に重くのし掛かった。
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