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【文スト】対黒・陰
第19章 策動
昼間だというのに社会から見放されたように冷たく、暗い場所。
そこに黒い陰が2つ蠢いた。
「好機が無い。隙が無さすぎ……と云うより独りになることがない」
「矢っ張り駄目か」
「如何する」
「……。」
考え込んでいるのか無言が続く。
「標的を変更する」
「大丈夫なのか?」
「噂が本当ならば構わない筈だ」
「……。」
「作戦はーーー……」
話が終わったのか。
その影は、社会へと静かに消えていった。
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