〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第76章 純華溺愛恋情論《後編》❀明智光秀❀
「そんなに欲しいのか、美依」
「べ、別にそんなんじゃ……」
「素直に『欲しいです、光秀さん』と言ってごらん」
「そ、そんな、そのっ……」
いつでもお前をいじめたくなるのは、もうどうしようもないな。
お前の慌てふためく顔を見て、涙目になった頃…『悪かった』と言って、とことん甘やかしたくなる。
今だって……ほら。
涙目になって俺を見上げる美依。
愛しくて、恋しくて…どうしようもない。
「悪かった、冗談だ」
「うー……」
「全て冗談ではないがな、好きな女には求められたいものだろう?」
「……っみ、光、秀、さんっ……」
「どうした?」
すると、美依は俺の首に腕を巻き付け。
そのまま上半身をそっと引き寄せた。
そして、耳元で……
甘く掠れた声で『おねだり』をした。
「貴方が…どうしようもなく、欲しいです。だからください、貴方の熱を──……」
(……っこれは、想像以上にくるな)
腰にくるような甘ったるい囁きが、脳内で響く。
めちゃくちゃに抱いてしまいそうな予感が過ぎり……
脆くも崩れそうな理性を、なんとか形に留めておく。
「上出来だ、良い子には褒美をやらねばな」
「……っ」
「力は入れるな、楽にしていろ…挿れるぞ」
美依から少し上半身を浮かせ、昂りの先を蕩けた秘部へと宛がって。
再度覆い被さって、美依の瞳を覗いた。
(ああ……星屑が瞬いているようだ)
煌めく瞳を見つめながら、腰を押し進めていく。
泥濘を掻き分けながら……
昂りは、どんどん美依の中に沈んでいった。
ぐちゅっ、ずぷぷぷぷっ……
「ぁっあっ、光秀、さんっ……」
「くっ…いい締め具合だな、美依っ……」
「中っ…んっぁあぁっ……」
「擦られてイイか?…全部、入るぞ……」
ずっぽりと奥まで挿し込み、奥に当たったので、そこで腰を止める。
想像以上に狭いな。
そんな事を考えながら、美依と視線を絡める。
美依は少し苦しげに息を吐きながらも…
俺の目を見ながら、可愛らしく微笑んだ。