第76章 純華溺愛恋情論《後編》❀明智光秀❀

ちゅくっ…くちゅくちゅっ、ちゅくっ……




「んっぁっ…んんっはぁっ……」

「はぁっ…美依っ…んっ……」




口づけと、指に絡む蜜と。
俺を熱くさせる材料は揃っていて。

もう…躰が限界に近い。
そろそろ解放しろと、己が叫んでいるようだ。

俺は口づけながら、だんだん前に力を掛け。
片腕で美依の背中を支えながら、躰を褥へと押し倒した。

美依の蜜口をまさぐる指も、一旦止めて抜いてやる。
糸を引きながら蜜が絡みつく指を、ぺろりと舐めると……

美依が下から見上げながら、か細い抗議の声を上げた。




「な、舐めなくて、いいですからっ……」

「何故…甘いぞ、この前食った甘味よりもな」

「比べるとこ、変です！」

「変ではない、俺にとっては同じだ」




濡れた指先で、美依の頬を撫で。
わざと艶っぽく笑って、言い切ってやる。







「お前は甘味だ。どこを食べても甘い…極上の味がする、な。これだけは俺も味が解る。いくら食っても飽きない、甘く蕩ける甘味だ」







「……っっ」


真っ赤になる美依を見て、くすくす笑いながら、美依の膝裏に手を入れる。

ぐいっと大きく開かせれば…
さらに襦袢の裾がはだけ、美依の蕩けた蜜部が露わになった。

まるで、熟しすぎた果物のように馨しい匂いを放ち、とろりと蜜を零す、その割れ目は……

俺の『雄』としての浅ましさを目覚めさせるには、十分だった。




「ああ…淫らで、綺麗だ」

「あ、あんまり、見ないでくださ……」

「すぐさま俺で貫きたくなるな、お前を…大切にしてやりたいのは山々だが」




片手で美依の膝を押さえ、片手で緩んだ袴の紐をさらに解く。
包んだ布を退かせば、勢いよく一物が飛び出した。

反り返り、雄々しく勃ち上がるソレは。
先からとろとろと我慢した証を零し、筋張って硬くなり……

びくっびくっと痙攣したように震えている。
美依も視線をそれに奪われ、瞬きもせずに見つめていて。

少し喉を鳴らしたのを、俺は聞き逃さなかった。