〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第7章 聖なる夜に煽れる溺愛を ❀石田三成❀
────人の欲望は果てしない
貴女に溺れた私は、聖なる教会で貴女を犯す。
激情故に、全てを奪って、さらけ出す。
でも、この身一つで、貴女を愛しています。
たとえば、これで貴女が孕んだとしたなら。
それは神の子かもしれませんよ?
それはそれで、御伽話のような。
聖夜に身ごもった、淫猥な秘密。
それでも──……
声を張って、私は言いましょう。
幸せです、と。
貴女と結ばれた悦びを。
繋がり果てる、至福の時を。
それは神の啓示より、ずっとずっと……
尊くて、素晴らしいものなんですよ?
「美依様、貴女を心から愛してます。これからもその蕩けた顔は、私だけに見せてくださいね?熱い躰も蕩けた熱も、全て愛してさしあげますから……だからもっと、イケナイ事しましょうか?」
熱い素肌に唇を這わせる。
その芯から蕩けた、心と躰で、
私をもっと、虜にさせて。
聖なる蜜夜は終わらない。
今宵は朝まで離さない。
ぐずぐずに頭を溶かしながら……
美依を愛し、そして。
何度も何度も、繰り返される蜜なる一時に、呑まれていったのだった───………
《聖なる夜に煽れる寵愛を》
終