第72章 君しか見えない－繋－❀伊達政宗❀

「ぁっあっ…まさ、むねぇ……！」




身をよじって悶える美依は、訳わかんねぇくらい可愛い。
それで名前なんか無意識に呼ぶから……
本当に、めちゃくちゃにしたくなる。


ちゅっぢゅるるっ…ぴちゃっ……


美依がイイように、ひたすらに可愛がって。
導く快感は、背筋がぞくぞくするほど心地よい。

やがて、震えだした美依は背中を逸らし、仰け反って甘い声を上げて……







「────…………っっ！！」







びくんっっ！！

最後は声にならない声を上げ、絶頂を迎えた。
きゅうっと蜜口が収縮し、それが緩むと中からさらに濃い蜜が溢れてくる。

俺はそれを綺麗に舐め取り、最後にちゅっと内太ももを甘噛みして顔を上げた。
すると、美依は息を荒らげて、泣きそうにこっちを睨んでいて。



(また、可愛い顔をして……)



なんだか文句のひとつでも言いたそうな顔をしているので、俺は美依に半身を預けながら、瞳を覗き込んだ。




「どうだ、気持ち良かっただろ？」

「こ、こんなとこ、舐めなくていい……！」

「口淫も立派な愛撫だ、こーゆー愛され方もあるって覚えとけ…ちゃんと素直に果てたな、いい子だ」

「果てるって…今の？」

「ああ、気持ち良さが頂点になったって事だ」




頭を撫でてやると、美依は照れくさそうにはにかみながら、目を細めた。

だめだ、どんな表情でもめちゃくちゃ可愛い。
喘いでる時は、あんなに艶っぽいのに……
途端に照れるとか、無自覚で俺を煽ってるんだろうか。




「どうだ、指でも挿れてみるか？」

「えっ、大丈夫、かな……」

「よく濡れてるし、痛くないとは思うが……」




俺は再度上半身を持ち上げ、美依の膝を掴んでやんわり脚を開かせる。
そのまま躰を入れて脚を固定し、その濡れている割れ目に指を這わせた。


くちゅっ、くちゅっ


中指を往復させれば、よく蜜が絡みつき……
これなら多分痛くないだろうと、指の腹で入口を緩く解していく。




「あっ…まさ、むねっ……」

「大丈夫だから、力抜いてろ。絶対痛くしない」




柔らかくなったな、と思った所で。
俺は中指を少し曲げ……
ゆっくりゆっくり、美依の中に指を沈めた。