〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第65章 お兄ちゃんじゃいられない!❀光秀END❀
「美依……」
「んっ…ふぅ…はぁっ……」
口づけても口づけても、美依が起きる様子はない。
だが、隙間から零れ落ちる吐息は艶めかしく……
背骨から腰にかけて、ゾクリと痺れる感覚を覚えた俺は、一度唇を離して、間に伝わる銀糸を舌で舐めとった。
「眠りながらでも、随分色っぽい声を出すんだな、お前は」
「んんー…はぁっ……」
「……啼かせたくなるだろう、もっと」
唇をすっと下に動かし、今度は細い首筋に、かぷりと噛みつく。
火照った首筋からは、ぷんと甘い香りが漂って…
さらに腰が痺れたように、熱く疼く。
そこに華咲いた痕を、つーっと舌でなぞって、そのまま着物の袷に手を掛けた。
寝ている美依に、どこまで意地悪してやろうか。
起きなければ、徐々に暴くことになるが……
(もし起きたとしても、慌てふためく顔は、さぞ愛らしいだろう)
軽く笑いながら、襟をゆっくり開いた。
白い素肌に、そこから弾けるように、ぷるんと飛び出した二つの膨らみ。
なるほど、多少小ぶりではあるが柔らかそうだ。
それに、まだ色付きも淡い薄桃色の胸先は、純な乙女を表しているようで、何ともそそられる。
「美依…実に美味そうだ」
ちゅっ…ふにっ……
軽く先に口づけ、もう片方の胸を手で包み込んだ。
すべすべとした肌の質感、柔らかく手に馴染む、その膨らみ。
その美依の『女』の部分はたわわに揺れ……
思わず俺は、ゴクリと生唾を飲んだ。
渇いていく心地を覚える。
喉だけじゃなく、躰全体が。
────満たすには、お前が必要だ、美依
「美依……」
「ふぅっ…んっ……」
「また色っぽい声を出して…本当に寝ているのか?」
俺を惑わすとは、悪い子だ。
そう呟き、俺は美依の胸先をぱくりと咥え込んだ。
そのまま舌で転がすように、ねっとりと嬲ってやる。
掴んだもう片胸も、先を指で弄り、摘んで擦りつけて…
両方の胸先に、指と舌で愛撫を加えていく。
すると、美依の躰がピクリと震え。
それでもなお、美依の胸元に顔を埋めていると、頭の上から素っ頓狂な声が上がった。