〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第6章 境界線のジレンマ《後編》❀徳川家康❀
────今は、中秋
これから寒くなって、冬になって。
雪が降ったら、また二人で温め合おう。
お互いの身体で、お互いの熱で。
そして、また蕩かしてあげるから。
トロトロに、形が無くなるくらいまで。
可愛い可愛い、俺だけの美依。
ずっと愛してるよ。
美依の全てを。
俺だけに見せる、蕩けた顔も。
その純粋無垢な瞳も。
意外と欲しがりな心も。
もっと奪ってあげるから、覚悟して?
心を刻む。
熱を与えて、溶けていく。
甘酸っぱい美依を堪能しながら……
その小さな存在を離すまいと。
俺は、力の限り、抱き締めた───…………
境界線のジレンマ〖後編〗
終